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<にぎわい創出>アーケードの小さな本箱をきっかけに、滞留できる空間づくりを【岩手県盛岡市・肴町商店街青年部】 地域振興 コミュニティ その他

2019年02月15日 (金曜日) 17:00

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「hon・ba・co」は、hon=本、ba=場、co=共同の(corporate)の意味。ロゴデザインの文字と文字の間のしおりは、本が様々な物事をつないでいくイメージを表現している。

岩手県盛岡市の肴町商店街に、自由に本の貸し出しを行う本箱「hon・ba・co」が設置された。子ども向けと大人向けの2台の「hon・ba・co」が用意され、絵本や小説、専門書など多彩なジャンル計30冊ほどが集められた。アメリカ発祥のリトル・フリー・ライブラリーにヒントを得たもので、利用ルールは、「借りる・楽しむ・返す」とシンプル。本を取ったらその場で読んでも持ち帰ってもOKで、読み終えたらまた本を戻せば良い。その際、不要な本など1~2冊提供してもらうよう呼び掛けている。

この取組みは、肴町商店街青年部(4S会)が行っている「ベンチプロジェクト」の一環。同プロジェクトは、空き店舗前にベンチを設置し商店街に滞留する人を増やそうと、2017年5月からスタートしたものだ。

「うちは住民の方たちの生活動線上にあり交通量は多いのですが、商店街の利用者は少なく、最近では空き店舗も増えてきました。もっと商店街の魅力を高め、足を運びたくなるような空間づくりを目指そうとベンチプロジェクトを始めました」と、4S会の佐々木大さん。
ベンチの存在が周知され利用者数も増加傾向にあることから、次のステップへ進むべく今回の「hon・ba・co」設置に至った。

2月1日の「hon・ba・co」設置後すぐに反響があり、返却の際の本の寄付は、すでに本箱に収まりきらないほどの数が提供されている。また、一緒に置いた意見交換用のノートにもたくさんの書き込みが見られ、感想を言い合ったり、おすすめ本の紹介や本の提供者へのお礼など、利用者間で自然とコミュニティが形成され始めている。

「肴町の価値を高めていくためにも、この『hon・ba・co』を軸に、人と街がつながり密なコミュニティを形成していけたらと考えています。ノートには運営に関するアイデアの書き込みもあり、こうやって皆さんにご協力いただきながら、魅力ある空間づくりに一緒に取り組んでいきたいです」と、佐々木さんは今後の展望を語った。

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