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二つの地域の結びつきが価値ある商品を生む—海中熟成酒を作って味わおう!【埼玉県秩父市みやのかわ商店街振興組合×静岡県下田市の商工業者】 地域資源 地域振興 各種連携 情報発信 その他

2018年07月06日 (金曜日) 16:00

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埼玉県秩父市みやのかわ商店街振興組合と静岡県下田市の商工業者による活性化事業「海と山の恋物語~秩父・下田連携プロジェクト~海中熟成酒を作って味わおう!」が6月18日より始動した。
秩父の地酒を下田の海に投じて海中で熟成させようというこのプロジェクトは、異なる地域が連携して互いの魅力を掛け合わせ、付加価値の高い特産品を生み出すことで地域活性化につないでいこうという試みだ。

そのアイデアは、今年1月にみやのかわ商店街振興組合の前理事長・島田憲一さんが下田市を訪れたときに生まれた。島田さんが会合で「秩父には、ウイスキー、日本酒、ワイン、焼酎、ビールと5種類もの酒の酒蔵がある」と話したところ「下田には酒蔵はないけれど美しい海がある」との返しが。そこから「その下田のきれいな海に、秩父の酒を沈めたらどうだろう」という発想に至ったという。

実際に、海底に沈んでいたワインは美味しいと言われている。2010年にはスウェーデンの海難救助の会社が、約200年前のフランス革命時に作られたシャンパンを難破船から引き上げ、その極上の味が世界的ニュースになった。また、1990年にはフランスの生産者が作りたてのワインを海底に沈めて4年後に引き上げたところ、果実の濃縮した香りにミネラルの味も加わり美味だったそうだ。

このような憧れとロマンをもたらすエピソードが、秩父の酒と下田の海とを結びつけ、希少性のある商品を一緒に生み出そうという取組みにつながった。沈めるのは、秩父矢尾酒造の銘酒「秩父錦」と秩父兎田ワイナリーの赤ワイン。下田の海底数十メートル付近で8か月間寝かせ、熟成酒に仕上げる。

このプロジェクトは、埼玉県の補助事業「埼玉県商店街クラウドファンディング活用促進事業補助金」を活用し、クラウドファンディングで支援を募る。目標金額は250万円。地域特化型CFサイト「FAAVO(ファーボ)」(https://faavo.jp/saitama/project/2836)で、8月27日まで募集される。支援者には、2019年の5月以降、返礼品として海中熟成酒が送られる予定だ。

将来的には、熟成酒を両市の特産物として、地元中心に流通させることも検討しているとのこと。「秩父と下田でしか飲めない美酒」として希少価値が高まれば、国内外からの観光客に対して大きなアピールポイントとなり、双方の地域で活性化の有効な手段になり得ると関係者は睨んでいる。

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