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南三陸さんさん商店街 本設開業1周年を祝う【宮城県南三陸町南三陸さんさん商店会】 イベント 震災復興

2018年03月05日 (月曜日) 14:30

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ガラポン抽選会では、自転車や大きな蟹も当たった。

東日本大震災から7年が過ぎ、5年間の仮設時代を経て本設商店街へと移行した、宮城県南三陸町志津川地区の南三陸さんさん商店街(=南三陸さんさん商店会)は、3月3日、本設オープンより一周年を迎えた。3日、4日は1周年記念イベントが開催され、1万2千人の人出となり、商店街は大いに賑わった。

地元の新鮮な海産物を扱う飲食店や鮮魚店、土産物店に日用品を扱う店など計28店舗が軒を並べている同商店街は、震災の大津波の影響で壊滅状態に陥った志津川地区の5つの商店街にかつて店を構えていた店主たちが中心となって立ち上げた商店街だ。震災直後に町の行政機能が麻痺したことで自主運営となった避難所で、寝食をともにしながら地域住民のまとめ役として奔走した店主たちは、地震からわずか1か月半後の2011年4月に”福興市”を開催。それを土台に、2012年2月に仮設商店街を、2017年3月に本設商店街をオープンさせた。その不屈の姿は、南三陸の復興と希望のシンボルとして、被災した多くの人々を勇気づけた。

商店街は周遊を意識した平屋の店舗配置で、大型駐車スペースを配備している。季節によって目玉食材が替わるご当地グルメ「キラキラ丼」の復活、気軽に集える屋根付きフードコート、そこで頻繁に開催される地元の学校や団体のイベント。それらに加え、地元の観光協会が主催する復興ツアーの最終目的地にもなっていることから、地域内外から人々を集め、この1年間の来街者は65万人にも上った。

イベントの当日は、大感謝祭セールと銘打った各店舗の特売の他、祝い酒の振舞いや餅まき、ガラポン抽選会、地元の太鼓やよさこいのパフォーマンスなどが行われ、賑やかに一周年が祝われた。今後は、敷地内には交流施設が、向かいには震災復興祈念公園が建設される予定となっており、同商店街を中心とした一帯は、町のハブ的存在となるだろう。

「私たちには、何がなんでも商店街を持続・継続して行こうという強い気持ちがあります。町の復興のシンボルと言われるこの商店街がコケるわけにはいきませんので。人口減少が著しく厳しい状況ではありますが、これからも住民の方たちとともに町の文化を紡ぎ、その魅力を外の人にも見ていただきながら、集客を維持できるようがんばっていきます」と、阿部忠彦会長は未来に向けての決意を語った。

※写真提供:一般社団法人南三陸町観光協会

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