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店主の似顔絵でご案内。商店街のガイドブック【東京都目黒区都立大学駅6商店街】 地域資源 地域振興 各種連携 情報発信

2018年01月26日 (金曜日) 09:30

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タイトルの「とりつじん」は、とりつ(都立)+じん(人・ZINE)から生まれた。

「赤ちゃんがもう一回あ~んってするものが美味しいものなんだよ」(八百屋のよっちゃん・坂本商店)—こんな見出しで紹介する、ちょっと変わった商店街のガイドブック「とりつじん」が、東京都目黒区の都立大学駅周辺の商店街で発行されている。他にも、「このお店に嫁ぐことになったのは運命だったのかもしれないですね」(和菓子屋のとものさん・つ久し)など、店の営業時間や商品が掲載された従来の冊子とは異なり、店主の人となりを紹介した文章と似顔絵がページを彩っている。

昨秋で3冊目となった「とりつじん」は、これまでに2万1000部が発行となっている。都立大学駅の6商店街(都立大学商店街連合会、柿の木坂商和会、都立大学本通り親和会、八雲通り共栄会、富志美会、平町商店街)の若手を中心に組織された、とりつじん実行委員会が、全国商店街振興組合連合会の事業(にぎわい補助金)や区の補助金などを活用して作製。冊子は無料で配布されている。

都立大学駅は、個人店が並ぶ地域密着型の街。そこで、街の魅力を知ってもらおうと地元住民向けのガイドブックの作製に取組んだ。「この街には桜並木や古い寺社もありますが、それは他の街にもあるもの。そこで、うちにしかない魅力として、この街で働く“人”(=とりつじん)に注目しました。」と、同委員会の三室茂さん。街に在住のアートディレクターの協力を得て、ガイドブックの登場人物に1人ずつ異なるイラストレーターを起用するなど、オリジナリティ溢れるデザインを考案。異なるタッチによって描かれたガイドブックは、店主一人ひとりの魅力をさらに引き出すものに仕上がっている。

「とりつじん」は、新しい店の発見になると地元住民に好評で、徐々にその認知度が上がり新規客の増加にもつながった。商店街側としても今まで疎遠だった店主同士の交流が生まれ、特に、若手の間では街全体を盛り上げようという機運が高まっている。こうしたなか、数十年ぶりに青年部が復活した商店街があらわれるなど、各方面に多大な影響をもたらしている。

現在実行委員会では、とりつじんプロジェクトとしてガイドブック「とりつじん」の他、商店街をキャンパスに見立てた「とりつ大学」、冊子やイラストを活用した街めぐりやポスター展などの「とりつイベント」の3本柱で取組みを行っている。これらはまだ定期的な開催には至ってないが、今後内容の充実をはかり、いつどの商店街に行っても楽しめる場ができるよう計画中だ。

「ひとまず、東京オリンピックまでに“とりつじん”を100人にすることが目標です。」と、三室さんは笑顔を見せた。

「とりつじん」のHPはこちら。
http://www.toritsuzine.tokyo/introduction.html

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