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マイクロスーパーをステップに、さらなる飛躍の年をめざす【島根県雲南市加茂町商工業振興協議会】 地域振興 各種連携 子育て・高齢者支援 空店舗活用

2018年01月05日 (金曜日) 16:00

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島根県雲南市の加茂町商工業振興協議会は、昨年10月、食料品店のない地域の買い物支援を主な目的として、同町加茂中の中心地にマイクロスーパー(小規模商業施設)「かもマート」を開業した。店内には住民の交流スペースも設け、生活の困りごとの相談にも対応し、街なかの拠点づくりを進めている。

かもマートがオープンしたJR木次線加茂中央駅近くの半径500メートル圏内は、金融機関や病院もあり約1200人の住民が居住しているが、事業主の高齢化や後継者不足等が原因で、10年前に食料品店がなくなってしまった。加えて、雲南市商工会加茂支所の機能縮小により、街なかの交流スペースもなくなる可能性が指摘されてきた。この状況を受け、地域の商店街(ちょうた町商店会、すきや街商店会)及び雲南市商工会加茂支部の有志は加茂町商工業振興協議会を結成し、平成27年の秋から数回にわたって活性化会議を実施。街なかの現状を分析し、理想的な将来の活性化ビジョンを明確にしながら、交流機能を備えたマイクロスーパーの整備、空き家、空き地及び駅前広場の活用等について話し合いを進めてきた。昨年6月には国の補助金(地域・まちなか商業活性化支援事業)の活用も決まり、かもマートの開設は実現に至る。

かもマートは、商工会館(雲南市商工会加茂支所)の1階にある。事務所などを含めた総面積は約180平方メートル、売り場面積は約90平方メートル。ボランタリーチェーンの全日本食品株式会社、同町の加茂遊学ファーム、雲南市商工会女性部等が協働で、日用品、産直野菜や加工食品、弁当や総菜を700~800点とり揃える。設置された交流スペースでは、地域自主組織の加茂まちづくり協議会が、暮らしの困りごとについての相談にも応じている。

ちょうた町商店会会員かつ加茂町商工業振興協議会の会長である青木隆史さんは、「会員数が5名ほどの小さな商店街が、地域の皆さんと協力して頑張ってきた。昨年まではかもマートの開設に全力投球してきたが、今年はその運営を安定させるとともに、交流スペースを積極的に活用し、皆さんに愛されてにぎわいの拠点となるような店にしたい」と熱く語る。交流スペースは今年、子育て支援の団体と連携して有意義に活用する予定だ。

かもマートは、地域のにぎわいづくりの最初のステップだ。協議会は今後、市が現在実施しているデマンド型乗合タクシー(バス)の取組みとの連携も視野に入れつつ、駅前広場の活用を具体化するなど、街なかにさらなる拠点をつくり、地域と商店街のにぎわいづくりにつなげていく構えだ。


※注釈:デマンド型乗合タクシー(バス)とは、定められた路線と時刻で運行するのではなく、大まかな路線と時刻を定め、一定の区域内で利用者からの予約に応じて運行する乗合タクシー(バス)のこと

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