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商店街でホームルーム!? 商店街をフィールドに高校生と取り組むまちづくり【あおもり若者プロジェクトクリエイト,青森市新町商店街振興組合,昭和通り振興会他】 地域振興 各種連携 情報発信 人材育成 コミュニティ

2017年12月27日 (水曜日) 10:30

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商店街内でのホームルームの様子

「商店街が学校になる」との考えのもと、青森市内の高校生が地域の商店街関係者や地元大学生といっしょに少人数の「クラス」を商店街に複数設置し、1年間を通じてまちづくり活動をするというユニークな取り組みが行われている。
この活動は、青森市内で9年以上に渡り、高校生・大学生が主体となって地域づくりを行っている団体「あおもり若者プロジェクト クリエイト」が、学校・商業者・若手市民など地域全体を巻き込んだ社会教育を展開しているもの。
同団体理事長久保田圭祐さんは、
「活動を通じて高校生たちの地域への愛着や理解を深めるとともに、未来を担う人材育成も目指しています」と意気込む。

2014年からスタートしたこの取り組みでは、幅広いジャンルの講師を招いた講義や商店街のCM制作、マップ作成など特色ある活動が活発に行われている。
青森市の新町商店街振興組合と昭和通り振興会に設置された4つのクラス(1組~4組)には現在25名の高校生が参加。電気店や手芸用品店等を営みながら地域の活性化に精力的に取り組んでいる店主たちをクラス担任、地元大学生を副担任とし、「ホームルーム活動」を月1回実施している。
今年度のテーマは「商店街が社会を変える方法」。人、モノ、資源が集約している商店街を地域課題の解決の場所として活用すべく、各「ホームルーム活動」で活発にディスカッションが行われ、年度末にはクラス単位で商店街活性化に向けた企画提案(成果発表会)を行うという。
加えてこの10月、11月には地元の中学生たちを対象に商店街ツアー「まちクリエイターズ」を実施。これは中学生が商店主の先生や高校生と一緒に商店街周辺でフィールドワークを行い、課題を発見しながら各クラスで解決策を考えるというもの。
中学生たちは「夏に比べて冬はイベントが少ない」「降雪量世界一ということが知られていない」という課題を発見。それに対して例えば1組では、商店街をイルミネーションで飾り、雪合戦・雪だるまでギネス記録への挑戦や世界中の食べ物を使った鍋を作る『ワールドスノーフェスタ』、2組では商店街で釣り・津軽弁クイズ・寒中水泳・雪合戦などのチーム対抗ゲームで獲得した食材を使って鍋をつくる『極寒灼熱鍋バトル』など、中学生ならではのユニークな解決策を考案した。
実際に「まちに出て、まちで考える」ツアーは、商店街の魅力を体感できるプログラムとして話題となったという。

さらに2018年1月4日には、市役所が窓口機能を移転する駅前商業施設にこれまで期間限定で営業してきた「高校生カフェ」をオープン。様々な世代が交流できるコミュニティカフェとして期待されている。

これらの活動はこのたび2017年度「子どもたちの“こころを育む活動”表彰」(事務局 公益財団法人パナソニック教育財団)の奨励賞を受賞。高校生を対象として、地域の社会資源である「商店街」をフィールドに介在する人材や資材を活かしたこの通年型社会教育プログラムは、将来の地域づくりを担う学びの多い活動としても注目を集めている。

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